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松を切った祟りで治らぬ目とこわい弁天

所在地千葉県佐倉市宮田(宮田の弁天)
年代三代前
登場Yさんの三代前の女親
出典佐倉市史 民俗編――伝説・怪異

どんな伝承か

寺崎の弁天様は道陸神が恋い慕うほど美しいが、京成臼井駅に近い宮田の弁天は恐ろしい弁天として知られる。ある家の三代前の女親が、屋根を直す萱を刈りに野へ出て、はずみで萱で目を突いた。あちこちの医者に診せても治らないため戸神の易者を訪ねると、易者は顔を見るなり、弁天様が三日前から来てあなたを待っていると言い、女親は総毛立った。家の者が弁天様の松を切ったせいで目を患ったのだという。それ以来この弁天はこわい弁天とされ、今も講中が正月・五月・九月に宿の家に集まって祀っている。掛軸の弁天も美女ではなく、男のような怖い顔をしているそうだ。

原典より

そしてこの人が易者の所へいくやいなや、その易者が「あー、来た来た。弁天様が三日前から来て待っているよ」と言うので、ぞっとしてしまった。—— 佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)

『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。

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弁天祟り眼病易者松掛軸

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