下勝田は石に触れた手で目をこすると眼病が
どんな伝承か
道陸神は土地ごとに異なる病を引き受けていた。下勝田では石に触れた手で目をこすると眼病が治るといわれ、臼井稲荷台では奉納されている石で耳を撫でるとその病が治ると信じられ、耳の神様とされている。使った石は洗って、しかも倍にして返すことになっている。岩富にも耳の病なら何でも治すというありがたい道陸神があり、治るとお椀に穴をあけて糸で吊り、お礼参りに神前へ下げる。今もその椀がいくつも下がっている。さらに青菅では風邪の神であり、最上町では腰の痛みが治ると信じられ、大佐倉のものはスクモ道陸神と呼ばれて歯痛の神である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。