養蚕と子育ての神・自在神社
どんな伝承か
上平の自在神社は養蚕の神として信仰され、豊作を願う人はワランダ(藁で編んだ円座)を一つ授かって帰り、蚕室に掛けておく。繭がよく取れれば、二つにしてお返しするという。この神社は子育ての神でもあり、子宝に恵まれたり子が丈夫に育ったりすると、人々は神体に着せる肌着や頭巾、袴、着物などを思い思いに手作りして供えた。
原典より
上平の自在神社は、養蚕の神様で、豊作祈願してワランダ(藁の円座)を一コ載いて来て蚕室にかけておく。—— 坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌)
『坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説』は、長野県坂城町の町誌上巻(自然編・民俗編)から、民俗編の数章を抜き出したものである。祟る所や神罰、ヒトダマ・狐火などの怪異、魔除け、植物の禁忌といった俗信を地区ごとの事例として番号を付けて並べ、続いて甘利さま、天田長者とほうず池、苅屋原の七不思議、貉和尚、夜泣き石など三十余りの伝説を収める。伝説の章は調査員の調査をもとに、以前の調査記録も二、三篇併せて載せる。