盗まれると重くなる上屋敷の薬師
どんな伝承か
小川の上屋敷の薬師堂は縁日が旧暦四月八日で、ヤシキ中が参り呼び呼ばれがあった。堂には「め」と書いた絵馬も上がっていた。この薬師には盗難の伝承がある。昔、乞食が薬師を盗んで逃げたが、橋のところまで来ると急に像が重くなり、体が動かなくなってしまった。そこで乞食は薬師を川に捨てたが、薬師は元に戻ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。