甲子温泉の滝壺での毒もみ
どんな伝承か
天栄村では村内の山や湧き水で雨乞いをするほか、村の外まで出かけて雨を乞うこともあった。南沢では、白河の甲子温泉に滝があり、そこで蓑を着て滝壺で毒もみをしたという。飯豊では、その滝壺の中に褌を投げ入れると雨が降ったと伝える。村内では丹波山や裏山に蓑笠をつけて登り、酒を飲み太鼓をぶって雨を呼ばわる作法があり、村外の滝へ出向く例はそれに続けて記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。