中気を治す麻の神アオソ様
どんな伝承か
アオソ様はもともと麻の神であるが、天栄村では病気の神にもなっている。小川ではアオソ様を中気の神とした。横内では、アオソ様に上がっている麻を、手足の痛いときに借りてきて痛むところに縛ると治るといい、借りた麻を返すときは倍にして返す習わしであった。村では病気の際に鎮守で百度参りをするなど、神仏に平癒を祈る作法が種々あり、アオソ様への祈りもその一つであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。