六部が教えた産毛の願かけ
どんな伝承か
訪れ人や、その者がもたらす神札が、家や個人を悪しきものから守ることがあると天栄村では伝える。沢邸では、子供が育たず困っていたとき、家を訪れた六部に尋ねたところ、産毛を六歳まで伸ばし、七歳になったら剃り、それを権現様へ納めるようにと教えられたという。同じ訪れ人の呪術として、湯本では会津万歳がもたらす神札を逆さに張っておくと火伏せになるとされ、火事の際、あわてて逆さに張った家は焼けずに済んだと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。