トップ > 群馬県の伝承 > 富岡市

大洪水で川筋を変えた乗越

所在地群馬県富岡市星田(乗越)
年代伝承
登場—
出典富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話

どんな伝承か

星田の人が古川と呼ぶ高田川の旧流路の話である。昔の高田川は星田の山際を流れ、新屋の大山の対岸で鏑川に合流していた。今は星田と君川の境をなすが、乗越(ノリッケ)と呼ばれる所から左に折れ、コクゾウ様の下を通り、下星田の南を回ってほぼ東へ流れていたといい、崖や湿地に流れの跡が残り、今はほとんど田になっている。乗越では昔、曽木と星田がわずかな土地で地続きになっていたが、大洪水のときにその陸橋を突き破り、現在の地点で鏑川に合流するようになった。いつのことか覚えている人はいないが、言い伝えだけが残っている。

原典より

星田の人は古川と呼んでいるが、昔高田川は星田の山際を流れ、新屋の大山の対岸に注いで鏑川に合流していた。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史)

『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』は、富岡市が編んだ市史の民俗編のうち、民俗知識の章の末尾と口頭伝承の章を収めたものである。口頭伝承の章は、昭和四十年代以降の中学校郷土部の採話や額部地区の民俗調査、市史編さんの調査で聞き取った昔話・伝説・世間話と、富岡・甘楽方言の解説から成る。伝説は自然的・社会的・信仰的の三つに分け、羊太夫や小野小町、貫前神社にまつわる話と多くの地名起源を載せる。

種別から探す

伝説大洪水

富岡市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』の伝承