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長学寺に匿われた本多正純の遺児

所在地群馬県富岡市上黒岩(長学寺)
年代伝承
登場本多正純、徳川秀忠、つり天井事件の標的とされた二代将軍
出典富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話

どんな伝承か

群馬県富岡市黒岩に伝わる話によれば、江戸時代の「宇都宮のつり天井事件」は、当時の宇都宮城主・本多正純が二代将軍徳川秀忠を暗殺しようと天井に仕掛けを施した陰謀とされるが、地元では反正純派によるでっち上げだったのではないかとも語られている。正純の妻の産んだ五、六歳の男児は、正純失脚の際にひそかに長学寺へ預けられ、ほとぼりが冷めた後に上黒岩の一角に住まわされ、城郭風の屋敷まで作り与えられたと伝わる。

原典より

宇都宮のつり天井事件という奇怪な事件が、二代将軍秀忠の時起こったといい伝えられている。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史)

『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』は、富岡市が編んだ市史の民俗編のうち、民俗知識の章の末尾と口頭伝承の章を収めたものである。口頭伝承の章は、昭和四十年代以降の中学校郷土部の採話や額部地区の民俗調査、市史編さんの調査で聞き取った昔話・伝説・世間話と、富岡・甘楽方言の解説から成る。伝説は自然的・社会的・信仰的の三つに分け、羊太夫や小野小町、貫前神社にまつわる話と多くの地名起源を載せる。

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