トップ > 群馬県の伝承 > 富岡市

南の蛇井戸から生まれた南蛇井の名

所在地群馬県富岡市南蛇井(南蛇井戸)
年代明治
登場—
出典富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話

どんな伝承か

南蛇井は江戸時代に清水という旗本の領地で、旧吉田村のほかの地区である中沢・蚊沼・神成は小幡氏の領地だった。両領の北の境を流れる川は北境川と呼ばれる。この川の南に北の蛇井戸と南の蛇井戸という二つの井戸があった。北の蛇井戸は明神の境内にあったが、山が崩れて埋まり、今では場所がはっきりしない。南の蛇井戸は今も民家の裏に残り、使われ続けている。大字の名はこの南の蛇井戸から取られたもので、小幡領でなく土地も広かったため吉田村の象徴となり、明治の初めの小学校も南蛇井尋常高等小学校と呼ばれた。北甘楽郡史ではこの井戸を吉田の池と記している。

原典より

羊太夫の家来の武将に、南蛇井三郎という強力な人がいた。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史)

『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』は、富岡市が編んだ市史の民俗編のうち、民俗知識の章の末尾と口頭伝承の章を収めたものである。口頭伝承の章は、昭和四十年代以降の中学校郷土部の採話や額部地区の民俗調査、市史編さんの調査で聞き取った昔話・伝説・世間話と、富岡・甘楽方言の解説から成る。伝説は自然的・社会的・信仰的の三つに分け、羊太夫や小野小町、貫前神社にまつわる話と多くの地名起源を載せる。

種別から探す

伝説地名由来

富岡市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』の伝承