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祠に伺って包みの中を当てる下女

所在地東京都墨田区本所
年代江戸期
登場狐の憑いた下女
出典科学的教養

どんな伝承か

著者の同僚の一人が壮年のころ、本所で相番を勤めていた。その屋敷の下女に狐が憑いてしばらく苦しんだが、やがて狐も離れて本心に戻った。その後、屋敷の内に小さな祠を建てて置いたところ、この女はその祠に伺っては人の吉凶を神のごとく言い当てるようになった。同僚が煙草入れなどを紙に封じ、これはどのような品かと問うと、女は神前へ行って、それは煙草入れだと答えた。不思議なことと思ったが、しばらく月数を経てから同じように尋ねると、今度は分からないと答え、その後は当たることがなくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

科学的教養(小泉丹・小泉丹・科学論・昭和(戦中))

生物学者・小泉丹『科学的教養』(戦中刊)。国民の科学性とは科学知識の普及ではなく科学的態度であるとし、科学的・非科学的の境界を吟味したうえで、怪異談を科学的に検討する。

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