例一四 旅館の幽霊座敷
どんな伝承か
明治四十一年九月、東京心象會の村上廣治による報告によれば、京都木屋町の一流旅館に一つの部屋があり、そこで寝た者は必ず何らかの怪異に遭うという。旅館は七室を備えていたが、その中でも特に問題の部屋には良い客のみが宿泊していたと述べられている。(本文未完のため以降は不明)
原典より
明治四十一年九月に、そのころ東京心象會の村上廣治なる人の發表にかゝる報告文がある。—— 心霊不滅(岡田建文・岡田建文・心霊研究・1940年(昭和15年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊不滅(岡田建文・岡田建文・心霊研究・1940年(昭和15年))
『心霊不滅』は、岡田建文が著し、昭和十五年に大阪の国民書院が発行した心霊研究書である。人の心霊は肉体の死後も存続するという立場から、心霊の本質、遠感と魂の遊離、生霊、二重体、交霊術と霊媒、霊感筆記、幽霊写真などの物理現象、幽霊の出現を論じ、明治・大正の国内の見聞と欧米の報告を事例に挙げる。総説から幽霊現象まで七章からなり、各章に「例一」「例二」と番号を付けた事例を並べる。