火災を除く善哉寺の秋葉さん
どんな伝承か
大塚町の善哉寺の境内には、地蔵さんや観音像、十王堂とならんで秋葉さんが祀られている。秋葉さんとは「秋葉大権現」のことで、火事や災難を退ける神とも仏ともいわれる。もとは村のどこかにあったものを、今の場所へ移してきたという。昔は部落をあげて祀り、旧暦六月十四日には寺の夏祭りと合わせて秋葉さんの祭りを営んでにぎわったが、今は秋葉さんの祭りは行われていない。
原典より
秋葉さんは「秋葉大権現」で、火災・災難を除く神様か仏様である。—— 島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの(出雲市(編)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの(出雲市(編))
『島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの』は、出雲市大塚町の民俗調査報告書のうち、「XII 村の神」の章と「XIII 年中行事」の章の冒頭を収めたものである。氏神の大歳神社の祭りと由緒書、同族神・屋敷神・屋内神、札うち、講、寺、俗信、キツネに憑かれることを「サバラレル」と呼ぶ憑きもの、民間療法を、昭和五十七年ごろの聞き書きで記す。年中行事は正月準備から一月十一日の鎌初めまでで、文の途中で切れている。