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東海道を下ったお札降り

所在地愛知県名古屋市
年代近世〜近代
登場田中彦作、山本金木、村櫛村の農家・記録者、井伊谷八幡の神官・日記の筆者
出典日本神異見聞伝

どんな伝承か

慶応三年三月十八日に伊勢内宮の御札一枚、五月二十二日には津島牛頭天王の御札一枚が名古屋の町に降ったのが降り初めとされる。その後八月二十四日には名古屋西南の日置村に伊勢神宮の札が降り、二十八日には名古屋の町二カ所に同じく伊勢太神宮の御札が降った。旧東海道の宮宿(現名古屋市熱田付近)にも降札があり、遠州金谷宿の記録には八月中旬から宮宿・吉田宿など東海道の宿々在々に賑やかに御札が降ったと記されている。

原典より

九月十五日から十一月三日までの間に降下した神符・仏札は百八十八枚の多きに達した。—— 日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年))

『日本神異見聞伝』は、笠井鎮夫が昭和四十九年に著した霊異の見聞記である。第一篇では、大正期に大本で鎮魂帰神を受けた著者が、霊媒による死者の招霊や狐霊・竜神の託宣、霊石の発掘などを研究会での語りの口調で伝える。第二篇では、慶応三年のええじゃないかのころ尾張・遠江・駿河・美濃・丹後などで起きたお札降りを、旧家の古文書や郷土史家の便り、著者の現地調査から記録している。

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