鷹狩りの殿さまが減らした十二石
どんな伝承か
十二石は、川口市東内野にある小字名である。前野・金崎と合わせて東内野という。この地名の由来については、昔、殿さまが鷹狩りにこの地を訪れた際、百姓たちが丁重にもてなしたので、喜んだ殿さまが、それまで課税が一二石三斗分であった土地を一二石に減じてくれたからだと伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
川口市史 民俗編――伝説(川口市(編)・川口市史)
『川口市史 民俗編――伝説』は、川口市が編んだ市史民俗編のうち、第四章「伝説」を収めたものである。六兵塚や首塚などの塚、山・池沼・樹木にまつわる話、八百比丘尼の椿、神社・地蔵・観音・薬師の霊験、地名の由来、正月の餅を搗かない家例や蛇まつり、川口の鋳物の始まりなどを、地内の地名や家名とともに記す。自然伝説、信仰伝説、歴史伝説の三節に分け、節の中を塚・山・池沼などの項に立てる。