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畝の竹杭に灯すコダイの小松明

所在地大分県豊後大野市
年代8月17〜23日頃
登場非業の最期をとげた庄屋
出典霊魂の行方

どんな伝承か

大分県大野郡の緒方町では、盆の十七日ごろから二十三日ごろにかけて、コダイと呼ぶ小松明の行事がある。水田を囲む畝に間をおいて竹の杭を立て、各戸から出た者が火のついた松明をいっせいにその先へ取り付けてゆく。非業の死を遂げた庄屋の霊を慰めるためだと土地では言うが、著者は本来は無縁の仏を祀る行事だろうと見ている。同じ郡の朝地町では、これと同じ行事をサネモリオイとも呼んでおり、田畑に祟る霊を追い払う意味があったらしい。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・1984年(昭和59年))

『霊魂の行方』は、最上孝敬の葬送習俗に関する論説を集め、名著出版が昭和五十九年に刊行した論集である。死者の霊を家から送り出す霊送りやカラダビ、骨掛け、男女別墓制と半檀家、無縁仏、盆と施餓鬼、葬儀の水など、千葉・埼玉をはじめ各地で聞き取った習俗と既刊の報告をもとに論じる。「霊送りとその周辺」「葬送の諸問題」「葬祭の民俗」の三章に二十八篇を収め、巻末に初出一覧、大島建彦の解説、年譜、著作目録を付す。

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