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月皓稲荷の化身の雲水と蓮の花

所在地新潟県柏崎市旭町(遍照寺)
年代不明
登場豆腐屋夫婦・雲水
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

旭町の遍照寺入口に祀られる稲荷社が月皓稲荷である。昔、遍照寺の大門に豆腐屋があり、毎朝雨戸を開ける前から味噌こし籠を提げて豆腐を買いに来る雲水がいた。主人は腹を立てることもあったが、詫びながら売り続けていた。ある日いくら待っても雨戸が開かず、雲水が中をのぞくと婆さんが病で寝ており、主人は盆が来るのに豆を買う金もないと訴えた。雲水は翌日蓮の花を大量に持って来て、これを売って豆を買えと教え、主人はそのとおりにして盆の豆腐を作ることができた。この雲水こそ月皓稲荷だったと伝えられる。まつりは毎月二十二日で、初午には子供たちが狐の人形を先頭に三宝を持って家々を勧進して回った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)

『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。

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