トップ > 新潟県の伝承 > 柏崎市

市川稲荷と青山稲荷の縄張り争い

所在地新潟県柏崎市諏訪町(市川稲荷)
年代不明
登場—
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

旧諏訪新田町(諏訪町二丁目)の市川稲荷は京都伏見から勧請したもので、もとは市川家の屋敷稲荷だったのが、いつしか町内の稲荷になったと伝えられる。いまの社は移転して周辺の稲荷も合祀したもので、旧地は私有地となり、その跡に建てた家は稲荷の罰か不幸が続いたという。また市川稲荷は荒浜の青山稲荷と争って勝ち、以来青山稲荷は柏崎の町へ出るとき市川稲荷の縄張りを荒らさぬと約束したと語られる。まつりは毎月四日で、堂内に灯明が上がり太鼓が鳴って諸願成就を願う参詣者が集まった。願をかければ年に三十は叶えてくれるといわれ、それも入口の石造物を叩き壊すことで成就するとされた。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)

『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。

種別から探す

稲荷伏見稲荷願掛け霊験屋敷稲荷

柏崎市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』の伝承