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大槌の宿で聞いたナゴミタクリ

所在地岩手県上閉伊郡大槌町
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典妖怪談義(柳田國男選集 五巻)

どんな伝承か

柳田は岩手県の海沿いを旅した際、閉伊の大槌の宿でナゴミタクリの話を詳しく聞いた。この土地では小正月の訪問者をモウコ、ガンボウ、またはナゴミタクリと呼び、モウコもガンボウも恐ろしいものを意味する。ナゴミとは何かと知らぬ顔で尋ねると、四十過ぎの宿の主人はまじめに、やはり妖怪のことでしょう、この辺ではナゴミは怖いものだと思っていますと答えた。火斑を剥ぎに来るという意味は、この土地ではもう忘れられていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪談義(柳田國男選集 五巻)(柳田國男・柳田國男・妖怪学・1956年(昭和31年))

『妖怪談義(柳田國男選集 五巻)』は、柳田國男が妖怪についての論考を集め、昭和三十一年に自序を付して編んだ論集である。妖怪と幽霊の別を説く総論「妖怪談義」に始まり、川童・小豆洗い・ザシキワラシ・山姥・山男・大太法師・一つ目小僧・天狗などを、各地の言い伝えと方言の呼び名から考える。巻末に全国の妖怪の名を短い説明つきで集めた「妖怪名彙」を置き、大藤時彦の解説を付している。

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モウコ

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