林弁護士に告げた東京の大きな御用
どんな伝承か
敗戦後、弁護団は国家に賠償を求めようと亀岡に集まったが、王仁三郎は事件を神の摂理と受け止めて請求を退けた。十月一日には林逸郎弁護士が王仁三郎の私邸を訪ねたが、返事は同じだった。王仁三郎は、過ちを犯した者を責めてはいけない、それより先生には大きな御用が待っているから早く東京へ戻りなさいと勧めたという。原典によれば、東京で林弁護士を待っていたその大きな御用とは、それから四年近くにわたって続く東京裁判であった。
原典より
「まちがった者を咎めてはいけません。それよりも先生には大きな御用が待っているから、早う東京へお帰りなさい」—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。