白菊が建てるという八つの大祭り場
どんな伝承か
前田博が三重県の大本山妙尊寺を訪ね、慈雲と昼から酒を酌み交わしていたとき、慈雲の体は宙に浮くように軽くなり、幻の中で神々の酒宴に立ち会った。岩の並ぶ川辺の宴で、白菊と呼ばれる稲荷の臣神が普賢菩薩に、ある神から日本に新しい大祭り場を八つ自分が建てるだろうと言われたが意味が分からないと嬉しそうに話した。天女たちが舞い降りて宴が華やいだあと、普賢菩薩は、日本は八州、神々は八百万で、祭り場とは神社や政を司る場、つまり未来の信仰の中心だろうと読み解き、星の人々が救いに来るなら宇宙の空港造りかもしれないと語った。白菊は使命を感じて考え込んだという。
原典より
「この日本の国にのう、新しい大祭り場を八つ、この私めが建立するであろうと、言いおったわい。—— 日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者)
『日本の霊能者』は、前田博が編んだ霊能者たちの寄稿集である。広瀬謙次郎の霊夢による予言、慈雲の神々の集会、佐藤妙栄の因縁解脱、松原照子の大予言、永田光麗の十言神呪、久遠あやの神々の警告、宮下文智の神霊治療、鶴田照子の鎮魂など、霊能者たちが自らの霊的体験や修行、予言を語った文章を収める。各寄稿の後に編者による人物紹介を付し、その間に編者の随想「霊能者のひとりごと」と、田口日勝へのインタヴューを挟む。