つた地蔵
どんな伝承か
火事で焼けた地蔵の代わりに氏家宿のつた地蔵を堂っ原へ運ぼうとすると、二百人がかりでも重く、運んだ者は皆高熱を出した。旅人が奥州街道で「元の所へ連れ戻せ」と地蔵に呼ばれ、戻すと三、四人で軽々動いた。
原典より
昔々なぁ、堂っぽで、えれぇ火事があってなぁ、みんな焼野っ □□ になっちったんだど。—— 氏家町史 民俗編――伝説・昔話(氏家町(編)・氏家町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
氏家町史 民俗編――伝説・昔話(氏家町(編)・氏家町史)
『氏家町史 民俗編――伝説・昔話』は、氏家町の町史民俗編のうち、第五章「くらしと言語」の第一節「伝説・昔話」と第二節「ことわざ、俗言」の初めを収めたものである。昭和七年版『氏家郷土誌』の数編と町史編さん室などが集めた話から選んだ二十七話を土地の方言の語りに直して載せ、勝山城にまつわる歴史伝説や地蔵の信仰伝説が多い。各話の末に方言の語注を付け、ことわざの節では日常に使われた俗言を五十音順に並べる。