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ノッペラボウが教えた金の山

所在地福島県耶麻郡磐梯町
年代伝承
登場ノッペラボウ、村人
出典磐梯町史 民俗編――伝説と昔話

どんな伝承か

ある山奥の村に、毎晩、真っ黒な頭と顔で目も鼻もないノッペラボウの化け物が現れ、「あぶねぞ、あぶねぞ」と言いながら鉄の棒を鳴らして家々を回るので、村人は暗くなると戸を閉めて震えていた。度胸のよい男が正体を見届けようと後を追うと、化け物は谷にかかる一本橋を渡って山へ入り、崩れそうな崖のふちで消えた。あたりを探すと眩しく光る金の山があった。金神様が村人に教えようとして毎晩声をかけていたのだと分かり、男は一散に大金持ちになったという。

原典より

ある山奥にナ、一つの村があったど。—— 磐梯町史 民俗編――伝説と昔話(磐梯町(編)・磐梯町史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

磐梯町史 民俗編――伝説と昔話(磐梯町(編)・磐梯町史)

『磐梯町史 民俗編――伝説と昔話』は、会津の磐梯町が編んだ町史の民俗編で、口承文芸の章の「伝説と昔話」の節にあたる部分である。磐梯山を七回り半巻いた大蛇の尾寺、弘法大師の梵字清水、井戸の精が嫁に来る赤枝の話などの伝説と、猿の嫁取り、山姥、笠地蔵、ノッペラボウの度胸ばなしなどの昔話を書きとめる。伝説と昔話の二つに分けて題を付して並べ、昔話は「むかしむかしあったどよ」と始まる土地の言葉の語り口を残す。

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