恋仲の女が条件の良い相手に嫁いだ腹いせに
どんな伝承か
秦野市に伝わる世間話。ある男と女が恋仲だったが、女は家の勧めでより条件のよい相手に嫁いでしまった。振られた男はその腹いせに、仲間に酒を一升ふるまって冷や酒を飲ませ、墓場から石塔や、新仏の花籠、蛇の頭といった葬式の道具を持って来させた。そして婚礼で三々九度が始まる頃合いに、それらの葬具を祝いの席へ放り込んでしまったという例があると語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史・自治体史(民俗))
『秦野市史 別巻 民俗編』所収の妖怪・伝説(一〇〇話を七分類で収載)。神奈川県秦野市に伝わる口承を採録する。