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蘇を与えた唐子様と乳牛の地名

所在地神奈川県秦野市栄町乳牛
年代大昔
登場唐子様、部落の老人たち
出典秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪

どんな伝承か

大昔、唐子様が村を訪れると、老人たちが皆すっかり疲れ切っていた。唐子様は蘇という濃縮したクリームのようなものを与え、老人たちは元気を取り戻した。そして、これからは牛を飼ってその乳を飲むようにと教えたので、それ以来この土地を乳牛と呼ぶようになったのだという。唐子様はもとこの地にあった伽羅子神社の祖神とされる。参考文献には、十世紀ごろ相模国から蘇を貢納していたことと結びつけ、曽屋(蘇を作る家)や醍醐の地名もこれに関連するとの意見が紹介されている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史)

『秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪』は、神奈川県秦野市の市史のうち、民俗編の口承の部分を収めたものである。前半には市内で聞き取った動物・神仏・妖怪・人や村に関する話を地区名とともに載せ、河童やセンタク婆さん、グアン婆さんなどの妖怪譚を含む。後半の第四節「伝説」は一テーマ一話の方針で百話を採り、動物・植物、水、石・岩、山・坂・道・畑、塚、祠堂、家・村の七つに分け、既刊の類話を〔文献〕として要約して添える。

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