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大徳の田んぼで狐にまわされた婆さま

所在地茨城県龍ケ崎市大徳町
年代不明
登場塗戸の婆
出典竜ケ崎市史民俗調査報告書1(馴柴・八原地区)――伝説・怪異

どんな伝承か

昔、実家の塗戸の婆さんが、龍ヶ崎へあんまに行くといって小雨の降る日に出かけた。たいていは五時ごろ帰ってくるのに、その日は八時になっても戻らない。家の者が探しに行くと、龍ヶ崎へ向かう途中の大徳の田んぼでガサガサと音がして狐が出てきた。見ると婆さんは田んぼの中でジャブジャブとやっている。婆さんは袖の中に土産の菓子を持っていたので、狐にまわされたのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

竜ケ崎市史民俗調査報告書1(馴柴・八原地区)――伝説・怪異(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書)

『竜ケ崎市史民俗調査報告書1(馴柴・八原地区)――伝説・怪異』は、竜ケ崎市史の民俗調査報告書の第一集のうち、口承文芸の章である。馴柴・八原の両地区で聞き書きした話を収め、子育て幽霊や茗荷女房などの昔話と笑話に「大成」の話型名を添え、馴馬のジンシチの怪力譚、天狗、狐の提灯、蛇沼の主、デーデー坊の巨人伝説などを記す。地区ごとに昔話と伝説・世間話に分け、伝説・世間話は馴馬・若柴・八代・貝原塚など舞台の土地ごとにまとめ、伝える地名を添える。

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