トップ島根県の伝承海士町

全村が狐持ちとなる

所在地島根県隠岐郡海士町
年代近世〜昭和(狐持ち迷信)
登場速水保孝、出雲の人々
出典出雲の迷信
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どんな伝承か

島根県の海士町では、人狐騒動が豊田地区だけでなく菱浦地区にも広がった。徳田屋の親戚が狐持ちとされたことを皮切りに、新興の魚屋も槍玉に挙げられ、約200戸の部落のうち半分近くが狐の眷族として疎外される事態に至った。

原典より

海士における人狐騒動は、たんに豊田ばかりではなく、菱浦においても、猖獗をきわめる。—— 出雲の迷信(速水保孝・速水保孝・憑きもの研究・昭和(1970年代)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

出雲の迷信(速水保孝・速水保孝・憑きもの研究・昭和(1970年代))

速水保孝『出雲の迷信』。自ら狐持ちの家に生まれた著者が、出雲・隠岐・伯耆の狐持ち迷信を、家筋の系譜・近世史料・社会経済史の観点から徹底的に解明した憑きもの研究の集大成。第一章では自家が狐持ちとされた悲しみ・隔地心中事件・叔母の嫁入り口の差別を語り、第二章で憑き・狐憑き患者・人狐と狐持ち・おさき・くだ・いづな・とうびょうを概観する。第三章では犬神統の部落・上馬荷の人々・犬神使いの歴史・四国と豊後の犬神を追う。

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