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「唐へ行け」の神命と日清戦争の予言

所在地京都府京都市左京区(天理教河原町分教会)
年代明治27(1894)
登場出口ナオ
出典出口王仁三郎

どんな伝承か

一八九四年六月、日清開戦を前にした張りつめた空気のなかで、ナオは「唐へ行け」という神命を受けた。唐が遠い所にあることしかわからなかったナオは、亀岡を経て京都へ出て、天理教河原町分教会を訪れた。するとそこで激しい神がかりに陥り、天理教の教師から、これは狐狸ではなく天狗の類だろうと言われた。ほどなく神から「もうよい」との指図があったので、ナオはそのまま引き返した。七月に日清戦争が始まると、綾部ではナオが戦争を予言したと町の噂になり、拝んでもらいに来る者が急に増えたという。

原典より

すでに六月、ナオは「唐へ行け」との神命をうけたが、唐は遠い所にあるということだけしかわからなかったので、亀岡を経て京都に出、天理教河原町分教会を訪れた。—— 出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年))

『出口王仁三郎』は、村上重良が昭和四十八年に著した大本教の指導者出口王仁三郎の評伝である。丹波穴太村の小作農の家に生まれた上田喜三郎の生い立ちと修行から、出口直との出会いと大本教の拡大、大正維新と不敬事件、『霊界物語』の口述や入蒙、昭和神聖会と大弾圧、法廷での闘い、晩年までをたどる。「故山の夢」「道の大本」「人類愛善」の三章に分けて叙述し、巻末に略年譜と参考文献を付す。

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