弘法大師と桧木川
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どんな伝承か
年号はわからないが、弘法大師がこちらへ来たとき、水をもらいにある家に入った。ところがそこの婆様が「桧木には水がないのだ、水が飲みたかったら隣村まで行かなければならない」と言った。弘法大師は「川がありながら俺に水を与えないのか」という思いを抱き、「これほど川があるのに飲ませる水が無いというのだから、川の水を無くしてしまえ」と言った。その怒りと何かの力によって、桧木の川には水が無くなったのだという話が伝えられている。近隣には、川の一部だけが消えて川底の小石が現れ、川口と少し上流は変わらず流れているという語りも残る。
原典より
年号わ、わがらないが、弘法大師がこっつさ来た時に、水をもらに、ある家に入ったど。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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