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山オジを追って石となった狩人

所在地秋田県北秋田市阿仁中村(笠かぶり石)
年代伝承(口承)
登場万事万三郎、マタギの祖
出典日本伝説大系 第2巻

どんな伝承か

昔、マタギの名人、日光の万事万三郎の血を引く狩人が阿仁にやって来た。その頃、森吉山には身の丈六、七尺の山オジという大男が住み、どんな獣より恐ろしがられていた。山オジは食べ物を盗み、女をさらうなど悪さばかりするので、困った村人は狩人に退治を頼んだ。狩人は吹雪の中で山オジを捜し歩いたが、ついに力尽きて立ち往生してしまう。それでも村を守るため、山をにらんだまま立ち尽くして凍死し、そのまま石になったという。これを笠かぶり石と呼んでいる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第2巻』は、岩手・宮城・秋田の三県に伝わる伝説を話の型ごとに集めた伝説資料集である。山の争いや沼の主の手紙、巨人の足跡、八郎太郎、ザシキワラシ、河童、掃部長者などの伝説を、口承の聞き書きと近世以降の地誌・縁起から採る。凡例のとおり各項は伝承地を示した例話を冒頭に据え、〔類話〕〔文献〕〔参考〕を続け、柳田・高木による話型名を添えた項もある。

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