大沼で源平の戦をする猫たち
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どんな伝承か
旧九戸郡山形村、現在の久慈市山形町に伝わる話。和尚と大きな虎猫が住んでいた。年をとった猫が夜ごと出歩くので問いただすと、山奥の大沼に猫が集まって源平の戦いをしており、自分は源氏の大将だと明かした。和尚は木陰から見るという約束で見物したが、思わず念仏を唱えて手を合わせたため、戦いは途絶え明かりも消えた。濡れ鼠になって戻った猫は、唐竹を焚いてくれと頼み、その煙を上って去り際に、困ったことがあれば「ナムカラタンノ、トラヤー」と呼べと告げた。のちに村の大旦那衆の葬列で棺桶が天に上がった時、和尚がそう唱えると棺桶は戻り、葬式は無事に済んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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久慈市の伝承
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