天降った神の松苧山鎮座
どんな伝承か
当社の来由を尋ねると、神は中天竺摩伽陀国から五葉松と青苧を携え、長さ四間五尺あまりの舟に棹さして天降り、魚沼郡外丸郷の辰の口へ舟を寄せた。つなぎ止めた跡が今も舟繋の旧跡である。白石大明神が追って来たので、神は獅子に乗って陸を走り松の山へ越えた。頂で藁を解いて休んだ所を解藁峠という。東川で洗濯する女に、追う者が来ても言うなと頼み、供の一人に見張らせた所を権現という。猪の名村で休んだ所は西所の鎮守と崇められた。千年山あたりで休むと神狗二匹が現れて従い、その所を飛岡の松という。御山の麓に神狗を止め置いた所を犬伏といい、祓川を越えて御山に入り、丑寅の高松に鎮座したと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。