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二ッ岩で名を呼んだ盲人音一

所在地新潟県佐渡市(二ッ岩)
年代伝承(口承)
登場音一、団三郎、加藤典義、大坂の盲人(団三郎を訪ねた者)、二ッ岩の狸、記録者
出典日本伝説大系 第3巻

どんな伝承か

文政四年、大坂の盲人、音一という者が団三郎を訪ねて佐渡へ渡った。前の年、京で団三郎と名乗る身なりのよい客に会い、佐渡へ来れば富ませてやろうと言われたからであった。ところが二ッ岩まで行って何度その名を呼んでも、応える声はついになかった。のちに聞けば、団三郎は前年の八月に船の事故で死んでいたのだという。加藤典義が書き留めた話である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第3巻』は、山形・福島・新潟の三県に伝わる伝説を集めた叢書『日本伝説大系』の一巻である。湖水の干拓、鮭の大助、八百比丘尼、弥三郎婆、安達ヶ原の鬼婆、産女、雪女房、河童などの話のほか、松・杉・石・池・清水・温泉・長者にまつわる伝説を、口承資料を主に採っている。全体は「文化叙事伝説」と「自然説明伝説」に分かれ、各項目は例話と伝承地を掲げ、〔類話〕〔文献〕〔参考〕で近世以後の史料や県外の類例を補う。

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