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人魚の肉を食べた小川の娘

所在地群馬県利根郡みなかみ町羽場
年代伝承(口承)
登場関つる、伝承者
出典日本伝説大系 第4巻

どんな伝承か

小川の水沼というところに、八百年生きたという八百比丘尼が住んでいた。その父がある日、庚申様のお日待に出て、人魚のようなものが出されたのを食べたふりをして懐に入れて持ち帰った。着物を着替えるときにその肉が落ち、娘が拾って食べてしまったという。人魚を食べれば八百年生き、死ぬということがないと語られる。娘は欅の洞に住んで行をし、木が失せ、村が茅野になり、人が増えたり減ったりするのをただ見ていた。やがて、いつまで生きていても仕方がないと言って村人に埋めてもらい、穴の中で七日ほど鉦を鳴らしていたが、音が絶えて亡くなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第4巻』は、日本の伝説を話型ごとに集成した叢書『日本伝説大系』の一冊である。茨城・栃木・群馬の三県に伝わる伝説を、男体・赤城の神争いや榛名湖の入水譚、平将門・源義家・親鸞・弘法大師などの事跡、河童・竜宮・長者・石・姥捨・九十九谷などの話型ごとに収める。各項は代表となる伝承地の話を掲げ、〔類話〕に各地の聞き書きを伝承者名や出典とともに並べ、〔文献〕に縁起・地誌などの古記録を抄出し、柳田・高木による話型名を添える。

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