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灯を消され蛇となって渡った女

所在地滋賀県長浜市西浅井町大浦
年代伝承(口承)
登場僧
出典日本伝説大系 第8巻

どんな伝承か

女が僧に恋をし、盥の舟に乗って毎夜通った。僧はあまり通ってくるのを疎んじ、目印の燈台の灯を消してしまう。灯を失った女は盥が引っ繰り返って死に、蛇となって燈台へ向かって渡ったと伝わる。「比良の八荒、蛇で渡る」といい、女の一念は恐ろしいという。三月二十八日頃の三日間は比良の祭で、その間じゅう琵琶湖が荒れ狂うのは死んだ女が荒らすからだといい、比良さんの祭が終わると春の好天が来るという言い伝えである。

原典より

〈高木―「比良の八荒」〉女の人がお坊さんに恋をしはったんやねん。—— 日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第8巻』は、黄地百合子・酒向伸行・田中久夫が滋賀・京都・兵庫の三府県を分担して執筆し、福田晃がまとめた伝説集である。丹波の湖を神々が切り開いた国造りの話、神同士の争い、英雄や長者の盛衰、蛇と人の話、魚・鳥・石・塚・祠堂の由来などを、各地の口承や記載資料から集める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、高木敏雄・柳田国男の対応する話名を付す。

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女の一念蛇琵琶湖盥舟

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