打ち殺された蛇が七代祟る家
どんな伝承か
むかし、おがら町すなわち東八番丁に早瀬という侍が住んでいた。ある時、屋敷に大きな蛇が這い込んできたので、家人や若党たちが手に手に得物を持って散々に打ちのめした。半殺しにされた蛇は苦しさのあまり柱を二巻きして昇ろうとしたが、力尽きて死んだ。それから早瀬家では、身重であった妻の難産と死児、主人の乱心と投身自殺、家人の病気と凶事が次々に起こった。巫女に拝んでもらうと殺された蛇の霊が現れ、畜生の身で家に入り込んで殺されたのは仕方がないが、仇もしない自分をなぶり殺したのは口惜しい、いくら加持祈禱をしても早瀬の家には七代祟ってやると告げたという。
原典より
昔、おがら町(東八番丁)に早瀬という侍が住んでいた。—— 宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代))
宮城の民間信仰と禁忌(宮城県史民俗編)/禁忌を破る祟りと火玉/河童・狐狸の怪/年中行事と俗信/地域の幽霊・妖怪伝承