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短艇部長に詫び続けた石井五郎の霊

所在地宮城県仙台市青葉区
年代昭和10年1月
登場小林寿子、石井五郎の霊、土井晩翠、浅野和三郎、土井八枝、中山栄子、二高短艇部長、会場の主、招霊会の仲介者、晩翠夫人・立会人、この場面を記録した著述者
出典あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた

どんな伝承か

昭和十年一月二十六日、仙台の土井晩翠宅の二階に大学教授や遭難関係者ら三十五、六名が集まり、霊媒小林寿子を通じて二高ボート部遭難者の招霊が行われた。寿子の口から「僕五郎です」と名乗る若い男の声が出て、選手を指導していた大学生石井五郎の霊が、野蒜を出発したときからの顛末を詳しく語り出した。話が一段落つくと霊は「ここはどこか」と問い、列席の人々に握手を求めて言葉を交わしたが、その中の一人にしがみつき「先生すみません」としきりに詫びた。土井夫人が尋ねると、その人は二高短艇部長だったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・矢原秀人・2006年(平成18年))

『あの世はあった――文豪たちは見た!ふるえた!』は、三浦正雄と矢原秀人が二〇〇六年に著した、近代日本の作家や知識人の霊体験を紹介する読み物である。熱海の旅館で遠藤周作と三浦朱門が同時に遭った幽霊、佐藤愛子の心霊現象、菊池寛・宮沢賢治・小泉八雲・土井晩翠・新渡戸稲造・南方熊楠らの体験、夏目漱石の臨死体験を、本人や周囲の文章を引いて語る。一人一章の全十二章にまえがき・あとがきを添え、巻末に霊媒クランドン夫人の実験記録を付録として収める。

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降霊土井晩翠

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