両眼を開く政宗の木像と遺言
どんな伝承か
伊達政宗は寛永十三年四月十八日、ホトトギスの鳴き声を聞きに経ヶ峰を訪れ、声を聞けぬまま休憩したとき、随行の奥山大学に「死んだらこの辺に埋めよ」とつぶやいたという。遺言どおり政宗は経ヶ峰に葬られ、のちに二代忠宗によって霊屋瑞鳳殿と瑞鳳寺が建てられた。その本殿には政宗の木像があるが、幼いころ疱瘡の毒で片眼をつぶし独眼竜と呼ばれた政宗は、親からもらったときは五体満足であったから死後に像を造るなら両眼をあけよと家臣に伝えており、その遺言によって木像は両眼を開いていると伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。