道明寺で鶏を飼わぬ由来と道真の歌
どんな伝承か
この寺には菅丞相の伯母で覚寿という方がおられたという。菅丞相が筑紫へ流される時、暇乞いにこの寺へ立ち寄られた。その夜は鶏の声がやかましく思われたのだろう、鳴くからこそ別れを急がねばならない、鳥の声の聞こえぬ里の暁であってほしい、という意の歌を詠まれたと伝える。それ以来この里では鶏を飼わないのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第9巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全100話(奈良・大阪・和歌山・三重=近畿南部/紀伊)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。