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仙賊窟の三面鬼を刺した鳥越長者の娘

所在地鳥取県鳥取市用瀬町金屋(仙賊窟)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第11巻

どんな伝承か

金屋の村に仙賊の窟と呼ばれる岩屋があり、三面鬼というものが棲んでいた。鬼のために娘をさらわれ作物を荒らされる農民たちは、落ち着いて暮らすこともできない。これを見た八上村曳田の鳥越長者は、男の子を授かるようにと氏神の八上姫の神に祈願したが、生まれたのは女の子であった。この娘が十八、九になったころ、例の鬼神が通って来るようになる。娘は針に糸をつけて鬼のあとをつけ、相手が仙賊窟の鬼だと確かめたうえで結婚の申し込みを受け、日取りまで決めた。そしてその翌日、鬼神が大酒に酔いつぶれたところを、懐剣を抜いて刺し殺したという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第11巻』は、山陰の鳥取・島根両県の伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。矮姫による穀物の伝来、大山の山くらべ、伯耆の白兎、雲州皿屋敷、七尋女房、牛鬼、隠岐の後鳥羽上皇などを、伝承地を明記した口承の例話で示し、類話と近世以降の文献を添える。「文化叙事伝説」「自然説明伝説」の部に分けて話ごとに番号を付し、凡例のとおり例話・類話・文献・参考の順に並べ、多くの話に高木・柳田による伝説名を添える。

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