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竹で叩くと答える竜頭巌

所在地長崎県長崎市夫婦川町(竜頭巌)
年代伝承(口承)
登場貞之助、住倉与四郎、竹の相思相愛の相手、竹の前に現れた少年(蛇の魔性)
出典日本伝説大系 第13巻

どんな伝承か

長崎市の夫婦川町にある春徳寺から五百メートルほど行くと、行く手をふさぐように大岩が小丘をなしている。人はこれを竜頭巌と呼び、竹で叩くと岩の精がたんたん竹女とやさしく答えるという。竹には貞之助という相思相愛の若者がいたが、彼に契りを交わした女がいると知って心を乱し、それでも忘れられずに哀しい笛を吹き続けた。ある夜、谷を隔てて絶妙な笛の音が聞こえ、たどってみると貞之助に瓜二つの少年で、住倉与四郎と名乗った。二人はやがて恋を語らうようになる。竹は家に帰らぬ夜が続き、父に止められた晩から重い病に伏し、指の間から蛇の鱗が落ちた。修験者は蛇の魔性のせいだと言い、祈禱を受けると竹は健康を取り戻したという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。

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