千年の誓いを彫らせた淵
どんな伝承か
旧直入郡直入町に伝わる話である。川へ引きずり込もうとした河童の手を、工藤典若が斬り落として持ち帰った。手を返してほしいという河童の願いを聞き入れる代わりに、これより千年は人を殺めないと岩に彫り込ませたのだという。この淵を、手無しが淵と呼ぶようになったと伝えられている。『竹田直入の民話』が記す。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。