トップ > 鹿児島県の伝承 > 三島村

硫黄島に落ちのびた安徳天皇の陵

所在地鹿児島県鹿児島郡三島村大字硫黄島(安徳天皇御陵墓)
年代伝承(口承)
登場安徳天皇、平教盛、平経正、平資盛、平有盛、平行盛、平清経、安徳天皇を守護した平家の武将、別伝で主上を抱いて脱出した武将
出典日本伝説大系 第14巻

どんな伝承か

寿永四年三月二十四日、長門国赤間の壇ノ浦で平家一門が滅亡したとき、安徳天皇は平教盛・経正・資盛・有盛・行盛らの諸将と二位の尼、宮女たちに守られ、密かに軍船を仕立てて激戦場を脱し、南海の孤島硫黄島(鬼界ヶ島とも呼ぶ)へ逃れられたのだという。硫黄島には今も天皇の御陵墓、ならびに平家諸将の墓と称するものが厳然として存している。別伝では、資盛・清経の両卿が主上を抱いて敵囲を脱し当島へ漂着、天皇は三十余年をこの島で過ごされ、寛元元年五月五日、六十七歳で崩御して此所に葬られたと伝える。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第14巻』は、熊本・宮崎・鹿児島の三県に伝わる伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。阿蘇の大鯰や海幸山幸など神話に連なる話から、為朝・景清・人丸姫の伝承、長者や河童・狐の話、池の主や大蜘蛛退治、狩人と犬の話までを収める。各項目は口承を重んじた例話を冒頭に据え、梗概にした類話と、『肥後国誌』など近世以後の史料を原文で引く文献を続け、全体を文化叙事伝説と自然説明伝説の部に分ける。

種別から探す

安徳天皇硫黄島平家御陵落人伝説

三島村の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第14巻』の伝承