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眼病を治した三本木の政八地蔵

所在地愛知県安城市池浦町三本木(政八地蔵)
年代明治十二年〜二十年代(1879〜)
登場政八
出典愛知県伝説集

どんな伝承か

昔このあたりは安祥原とか猿町原という茅や茨の茂る荒野で、狐や狸によく出くわしたと土地の古老は語る。明治十二年に明治用水の工事が始まってから人が入り、田畑が開けた。この地蔵は当時から三本木の四つ辻にあった。明治二十年の旧暦三月、工事に来ていた人夫のおどけ者がふざけて備中鍬で地蔵の眉間を削ったところ、両の瞳がひどく痛んで地団駄を踏んで苦しんだ。心から詫びて祈願すると片目だけは助かったという。五年ほど後、池浦の政八が悪い眼病にかかり、岩津の真福寺に祈願すると夢枕に薬師如来が立ち、三本木の地蔵に頼めと告げた。目覚めると眼病が不思議に治っていた。お礼参りをしたことから、政八地蔵と呼ぶようになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

愛知県伝説集(福田祥男・1961年(昭和36年))

『愛知県伝説集』は、福田祥男が昭和三十六年に著した愛知県の伝説集である。尾張・三河の山や海、淵や池、地蔵と観音、石や塚、城跡、地名、動物と変化、植物、祟りと怨霊などにまつわる言い伝えを、原型に忠実に再現することをめざして平易な文で語り直し、話の末に郡市名を添える。山の伝説から其の他の伝説まで十五の部に分け、あとがきでは前年に出した『愛知県伝説集・虹と黒潮』を全面的に改稿し増補したと記す。

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真福寺眼病夢枕四つ辻

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