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渕の主の大亀を撃った祟り

所在地福島県郡山市富久山町小泉(七日渕)
年代伝承
登場鉄砲打ち藤三郎、平蔵
出典郡山の伝説

どんな伝承か

小和滝に通じるところに七日渕という大渕があり、水深数丈、流れのゆるやかなところである。そこに渕の主という大亀が居て、晴天の静かな日には河原に上って甲羅を干していた。甲羅は直径二尺ほどで青く光っていたという。あるとき鉄砲打ちの藤三郎と平蔵が数匹の亀を見つけ、椚の葉の陰に隠れて待ち、玉で撃ち、棒で頭を打って捕えた。亀は見物人の一人に壱貫文で買い取られ、三春の祭りで三貫文になって見世物にされた。翌年の夏、若者が水泳中にこの渕で行方不明になり、大亀など捕るものではないと語り伝えられている。小和滝の滝壺には金色の茶釜があり、取ろうとした者は足が川床に粘って抜けなかったという。

原典より

富久山町の小泉の堂坂の阿武隈川の下流で、断崖につきあたって、川が屈曲し、水が西に向かって流れるようになっている自然の渦巻きがあった。—— 郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦)

福島県郡山市(旧安積郡・田村郡域、湖南・熱海・三穂田・逢瀬・西田・中田ほか各町)に伝わる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事の八部門に分類して集成する。坂上田村麻呂や阿古陀媛・采女伝説・萩姫、源義家ら前九年の役の人物伝承、淵や池の主・龍神・河童、弘法大師の清水、稲荷・観音・地蔵の霊験、長者伝説や埋蔵金、隠れキリシタンなど、郡山の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を伝承地つきで網羅する。

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大亀渕の主金の茶釜見世物行方不明

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