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笛を慕った狐を祀る稲荷宮

所在地福島県郡山市小原田(小原寺)
年代万治元年十二月十四日
登場本峯環染、鹿野正男、伝承提供者
出典郡山の伝説

どんな伝承か

郡山市小原田の小原寺の本堂の裏に稲荷宮がある。小原寺の僧、本峯環染は常に笛を好み、しかも上手であった。夜ごと笛を吹くたびに狐が聞きに来ていたといい、狐は和尚と親しむようになって、笛の音とともに去来するようになったという。ある日から狐が姿を見せなくなり、和尚が心配していると、その夜の夢で狐が猟師に撃たれたことを告げた。和尚は朝になるとすぐ猟師のもとを訪ね、狐の遺骸をもらって帰り、その心をあわれんで埋葬し、祠を建てて祀り供養したという。その祠が稲荷宮であり、万治元年十二月十四日のことであると伝えられる。

原典より

▼伝承地 小原田この稲荷は、小原田の小原寺本堂の裏にある。—— 郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦)

福島県郡山市(旧安積郡・田村郡域、湖南・熱海・三穂田・逢瀬・西田・中田ほか各町)に伝わる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事の八部門に分類して集成する。坂上田村麻呂や阿古陀媛・采女伝説・萩姫、源義家ら前九年の役の人物伝承、淵や池の主・龍神・河童、弘法大師の清水、稲荷・観音・地蔵の霊験、長者伝説や埋蔵金、隠れキリシタンなど、郡山の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を伝承地つきで網羅する。

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