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囚月の暗号が示す小倉神社の埋蔵金

所在地福島県郡山市湖南町赤津小倉沢(小倉神社)
年代天正十七年
登場芦名氏、伊東盛恒、赤津弾正、鵜ノ浦甲斐守、加藤公、良田善司、中田城主、金山を治めた領主、報告者
出典郡山の伝説

どんな伝承か

天正十七年、会津の芦名氏が常陸に落ちのびるとき、赤津で軍用金を受け取って中田湾へ沈めたという。しかし実は、中地の小倉城主伊東盛恒が輸送を委ねられ、中田城主鵜ノ浦甲斐守の居城まで馬で運び、湖水に沈めたと見せかけて、赤津弾正らが闇夜にまぎれて小倉沢の小倉神社へ船で送り、境内に埋めたという。経沢金山の隠し金も境内に埋められているといわれる。加藤公の時代、悪役人の横領が重なって鉱夫らは小倉神社裏手へ抜け穴を掘り、そこから隠し金を運んだともいう。神社の左側の石碑に彫られた「囚月」の文字は埋蔵場所を示す暗号だといい、小倉沢には金掘り亡者が現れるという。

原典より

天正十七年、会津の芦名氏が、常陸に落ちのびるとき、赤津で軍用金を受領し、中田湾へ沈めたという。—— 郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年))

『郡山の伝説』は、郡山市教育委員会が大島建彦の監修を受けて昭和六十一年に編んだ伝説集である。昭和五十九年度の「ふるさとの文化財調査事業」で調査員が市内全域から採集した伝説を中心に、郷土誌などで補った話を収め、采女伝説や坂上田村麻呂・源義家・弘法大師にまつわる話が多い。『日本伝説名彙』にならって木・石岩・水・塚・坂峠山・祠堂・家村・祭礼行事の部に分け、各話に伝承地と報告者名を添え、巻頭に監修者の解説を置く。

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