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冤罪に死んだ石田の祟り

所在地福島県郡山市熱海町高玉
年代伝承
登場石田氏、阿部氏
出典郡山の伝説

どんな伝承か

昔、高玉に石田氏と阿部氏が住んでいたが、ふとしたことから喧嘩となり、数年の間、仲直りができず、やむなく上司に訴え出た。上司は阿部の方が間違っていると知りながら阿部に味方し、石田を罰した。死に臨んだ石田はこれを恨み、我に冤罪をかぶせて死に落とし入れたが、我が魂は天を駆けめぐり、必ずお前らの子孫に祟ってやると、髪を逆立て目をいからせて叫んだ。その凄愴な姿は見る者にただならぬものを思わせた。以来、上司と阿部家は死霊を恐れ、毎年一族が集まってその霊を祀り、今も二月十日を阿部祭の祭日とするという。

原典より

昔、高玉に石田氏と阿部氏が住んでいたが、ふとしたことから喧嘩となり、数年の間仲なおりが出来ず、仕方なしに上司に訴えたという。—— 郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年))

『郡山の伝説』は、郡山市教育委員会が大島建彦の監修を受けて昭和六十一年に編んだ伝説集である。昭和五十九年度の「ふるさとの文化財調査事業」で調査員が市内全域から採集した伝説を中心に、郷土誌などで補った話を収め、采女伝説や坂上田村麻呂・源義家・弘法大師にまつわる話が多い。『日本伝説名彙』にならって木・石岩・水・塚・坂峠山・祠堂・家村・祭礼行事の部に分け、各話に伝承地と報告者名を添え、巻頭に監修者の解説を置く。

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