トップ山形県の伝承高畠町

滝となって落ちた水と鼠持の寝ず餅

所在地山形県東置賜郡高畠町鼠持滝の下
年代大永年間・天文二十三年(1554年)
登場
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

高畠町の鼠持は北和田の山麓にある小村で、昔は部落の南一帯が沼であり、戸数は十数戸に限られていた。耕地が狭いために戸数を増やすことを禁じた村の規約が、鼠持契約書にも残るという。滝の下という地名は、水が今の新道の東の山の狭地を滝となって流れ落ちたことによると伝えられる。この滝の下には大永年間の念仏車と、天文二十三年の銘のある六面幢があった。念仏車は明治に下和田へ、さらに糠野目の福沢へ移されている。村の近くには鼠持古墳もあり、街道に面したこの村は忙しい時に寝ずに餅をついて売ったので「寝ず餅」とも呼ばれたという。

原典より

鼠持は北和田の山麓の一寒村ですが、昔は部落の南一帯は沼であって十数戶程の村落でした。—— 高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編)

山形県東置賜郡高畠町(屋代・亀岡・和田・二井宿・糠野目・高安・露藤ほか各地区。一部は隣接の米沢市・南陽市宮内・長井市)に伝わる伝説を、神仏/人物/怪異/動物/什物/地物/地名/地誌 の八篇に分類して集成する。屋代神社の鬼女縁起、犬の宮・猫の宮、安久津八幡、狐狸むじなの化かし、天狗・怪物・沼の怪、青葉の笛や応挙の幽霊画、伊達・上杉の城館跡や古戦場、地名由来など、高畠の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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