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鬼女となった母と屋代神社

所在地山形県東置賜郡高畠町大字一本柳(屋代神社)
年代康平五年(1062年)
登場渡会安宣、渡会夫人、老婆、彌三郎、南部六郎、津軽七郎、源頼義、源義家、安部一族を討った武将
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

一本柳十字路の南西角に建つ小祠が屋代神社で、妙多羅天を祀る。康平五年、源頼義・義家に安部一族が滅ぼされた際、屋代の庄平潟に居館した渡会安宣も自害し、夫人は一子彌三郎を抱いて落ちのびた。嫁と孫を失った母は狂乱して悪鬼となり、亀岡の文珠へ日参するうちに盗賊二人を従え、人を殺して食うようになったと伝わる。修行を終えて帰郷した彌三郎は和田川の橋のたもとで狼を率いる鬼女に襲われ、その右腕を切り落とす。家に戻ると母が腕を失って伏せており、軍用金の在処を告げて越後の彌彦山へ飛び去った。里人が渡会館の一隅に祠を建てて祀ったのがこの社だという。

原典より

屋代神社———妙多羅天祠 は一本柳十字路の南西角に建てられた一小祠で、妙多羅天が祀られています。—— 高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編)

山形県東置賜郡高畠町(屋代・亀岡・和田・二井宿・糠野目・高安・露藤ほか各地区。一部は隣接の米沢市・南陽市宮内・長井市)に伝わる伝説を、神仏/人物/怪異/動物/什物/地物/地名/地誌 の八篇に分類して集成する。屋代神社の鬼女縁起、犬の宮・猫の宮、安久津八幡、狐狸むじなの化かし、天狗・怪物・沼の怪、青葉の笛や応挙の幽霊画、伊達・上杉の城館跡や古戦場、地名由来など、高畠の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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妙多羅天鬼女渡会彌三郎

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